加熱乾燥処理について
※和室でのジュータン・ゴザの重ね敷きは、ダニの発生が7倍以上に増加しますのでご注意ください
加熱乾燥処理とは
- ダニの完全絶滅なら加熱乾燥法 -
※当店では加熱乾燥処理はサービスにて無料施工です
加熱乾燥法で完全にダニを殺そうと思えば十分な時間をかけることが大切です。畳の中に逃げ込んだツメダニを殺すには、ワラの内部を隅々まで、少なくても50度で30分保つことが必要です。
畳の中心部を50度で30分間加熱するには、乾燥機内が90~100度に加熱されてから2時間から3時間は加熱しなければなりません。畳のワラは熱伝導率の低い物質なので、これだけの時間加熱しなければ、全ての畳の中心部が30分間50度に保たれないのです。
加熱された畳内部のダニは、表面に出てきたり内部に入り込んで死んでいたりします。加熱乾燥法は環境も汚さず、含水量も減少させるので、カビの発生防止にもよく、畳の他にジュータン、布団などに生息するダニの駆除や予防にも理想的です。
加熱乾燥処理の施工の様子
施工前
水分含有率18.0%
施工
専用の加熱乾燥室で、十分に時間をかけて加熱乾燥処理を行います。
施工後
水分含有率8.5%
熱風処理(加熱処理)の試験成績
- 東京都立衛生研究所 -
試験結果
下記の名称で本所に依頼されたものについて試験した結果は次の通りである。
品名 | 加熱乾燥機(カワイターA型) |
---|---|
試験の目的 | 加熱乾燥機による畳の中の殺ダニと殺ダニ卵の効果 (畳を加熱乾燥すると、畳に付いたダニやダニの卵は死ぬのかを調べた) |
方法 | コナヒョウダニ(チリダニ科)の卵、幼虫、若虫、成虫の前世代を入れたガラスビンを畳の中心部にさし込み、畳40枚と一緒に畳用加熱乾燥機カワイターA型に入れ、90~100℃で3時間加熱乾燥した。加熱終了後、ダニの入ったガラスビンを25℃・75%RH下に10日間放置し、生ダニが検出されるかを調べた。 |
結果 | 畳の中心部では65~67℃に加熱され、ガラスビン内の生きたコナヒョウダニは全て死に、10日間の飼育後も生ダニは検出されなかった。上述の加熱乾燥条件で殺ダニと殺ダニ卵効果は認められた。 |